退職代行で引き止められずに辞められた26歳女性の実体験|会社としっかり交渉してくれて安心できた体験とは?

退職の意思は固まっているのに、「あの上司に言ったら絶対に説得される」「引き止めが怖い」と不安で言い出せないまま悩み続けている方、とても多いです。

今回登場するのは、そんな引き止めへの恐怖から退職を切り出せずにいた永井咲良さん(仮名)。

ツヨシ
ツヨシ

最終的に退職代行を利用し、自分の意思をちゃんと通すことができた経験をお話しいただきました。

永井咲良さんのプロフィール

―今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介からお願いできますか?
「はい、永井咲良(仮名)です。今は29歳で、退職代行を使ったのは3年前の26歳のときです。当時は都内の大手美容関連の企業で販売職をしていて、店舗での接客や売上管理、スタッフの教育などを任されていました」

―責任のある立場だったんですね。
「そうですね。仕事にやりがいはあったんですけど、その分プレッシャーも大きかったですし、何より上司の“引き止め癖”がすごく強かったので……それがずっと気がかりでした」

引き止められる不安と会社への抵抗感

―辞めたいと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
「仕事内容というより、職場の空気ですね。ずっと緊張感があって、休みも取りづらくて、“この生活を続けてたら壊れるな”って感覚がありました」

―誰かに相談したりは?
「仲のいい同期には“辞めたいかも”とは言ってました。ただ、その子も『店長、絶対引き止めてくるよ』って言ってて……。過去に辞めようとした人が何人も強く引き止められてたんですよ。だから、“言ったところで辞められない”って思ってました」

本当に退職できるか不安だった日々

―辞めたいのに言い出せない日々は、どんな感じでしたか?
「毎朝、店の前で“今日は言おう”って思うのに、いざ出勤すると言えなくて。“タイミングが悪いかな”とか“今話しかけたら怒られるかな”とか、いろんな言い訳を自分の中で作ってしまってました」

―精神的にはかなりつらかったですね。
「はい。寝てもスッキリしないし、休日も“次の出勤が怖い”って気持ちが抜けなくて。退職したいと思ってから、実際に行動に移すまでに2ヶ月近くかかってしまいました」

退職代行との出会いと相談のきっかけ

―退職代行はどうやって知ったんですか?
「Instagramの広告でたまたま見かけたんです。“辞めたいのに言えないあなたへ”って書いてあって、まさに自分のことだと思いました」

―最初から利用するつもりで?
「いえ、最初は“ちょっと見てみようかな”程度でサイトを開いたんですが、利用者の体験談を読んで『これ、自分と同じ状況じゃん』と思って。その後、LINE相談ができるって書いてあったので、深夜に思い切ってメッセージを送りました」

―返信は早かったですか?
「朝にはすぐ返ってきて、すごく丁寧な対応だったんです。『引き止めが怖い』と正直に伝えたら、『代わりにきちんと説得も含めて対応しますよ』と言ってくれて、涙が出そうになりました」

実際に利用して感じたサポートの安心感

―利用を決めてからはスムーズに進みましたか?
「はい。希望退職日を伝えたら、会社への連絡はすべて代行の方がやってくれました。私はもう出勤せず、制服や備品は郵送で返却。会社からは一度も連絡が来ませんでした」

―引き止めはどう対応されたんですか?
「やっぱり最初、店長は『直接本人と話したい』って言ってきたらしいんですけど、代行の方が“本人は強いストレスを感じていて、今後のやり取りも控えたいという意思です”ってしっかり伝えてくれて。それ以上、会社側から無理な連絡はありませんでした」

辞めたあとの自分の変化と新しい選択肢

―退職してからの生活はどう変わりましたか?
「まず、時間の流れがゆっくりになりましたね。朝、目覚ましで無理やり起きることもなくなって、自分のペースで生活できるようになりました。気づけば食事もちゃんと取れてるし、笑う回数も増えました」

―その後、すぐに再就職されたんですか?
「いえ、2ヶ月くらいゆっくりしました。資格の勉強を始めたり、カフェでのんびりしたり、今までできなかったことを少しずつやってみました。その後、派遣で事務職として働き始めて、今はそこの正社員として働いています」

まとめ

永井咲良さんの体験は、「辞めたいのに言い出せない」「引き止められそうで怖い」と感じている人にとって、強く共感できるものでした。

退職代行はただの“逃げ道”ではなく、自分の意思を守るための選択肢でもあります。

一人では難しくても、誰かに頼ることで、想像以上にスムーズに前へ進めることもあります。

ツヨシ
ツヨシ

「もう無理かも」と思ったら、まずは自分を守る選択をしてみて下さい!

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